結婚指輪を用意するタイミング

法律上では、婚姻届けを役所に提出して受理されれば、夫婦として認められます。そのため、結婚式や披露宴、結婚指輪の購入をしなくても結婚は成立します。しかし、夫婦としての証として入籍するカップルの9割以上が結婚指輪を購入しています。最近は、婚約指輪の購入を省いたり、結納、挙式や披露宴の簡素化など結婚に関する行事を昔ほど行われることが少なくなってきていますが、それでも結婚指輪の購入率だけは今も高いままです。

結婚指輪の習慣は、もともとは13世紀の中世ヨーロッパの頃から一般化され、キリスト教の挙式では指輪の交換の儀式は必ず行われています。日本でも現在は、教会での結婚式だけでなく神前式や人前式でも指輪の交換はセレモニーとして組み込まれていることが多く、だいたい式の1か月前までには結婚指輪を準備することになっています。式場によっては、儀式のときだけ使用するマリッジリングのレンタルを行っているところもありますが、基本的には新郎新婦が事前に用意することになっています。マリッジリングには、宝石店で直接買うことができる既製品から、リングの形と宝石をそれぞれ選択するセミオーダーやデザインを一から企画して制作するフルオーダーと分かれています。

既製品の場合は、サイズが合えばすぐ手に入りますが、セミオーダーやフルオーダーの場合は、修正や手直しなどの時間もかかるため数か月前から用意しておかないと挙式に間に合わなくなります。

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